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私たちの想い - OUR MISSION -

それぞれの「ひとしずく」を探し出す事

 南アメリカに伝わる​「ハチドリのひとしずく」のお話の中で、クリキンディーというハチドリは他の動物たちに笑われながらも水のしずくを一滴ずつ燃え盛る山に落としていきます。「そんなことして何になるんだ」と笑う動物たちに対して「私は私にできることをしているだけ」と言うハチドリのクリキンディは、今、この時に自分ができることを知っています。そして、動物たちが自分とは違う生き物であること、それぞれの行動に理由があることも知っています。だから、動物たちを非難することも、『手伝え』と強要することもしません。動物たちに笑われて落ち込むこともありません。そんなクリキンディのような方々がここから巣立ち、また疲れた時には羽を休めに戻ってこれるような場所にしたいと思い、事業所の名前を「ハチドリの郷」という意味があるという「Yerette(イエレッテ)」に決めました。

 今できること、今選択することに限界があるのは、あなたも私も同じです。しかし全ての人に今できること、選択できることはあります。どんなに小さなことでも「これからやろう」という意思は目標・目的になります。それは、前を向いているということだからです。失敗することはあって当然です。失敗を恐れてチャレンジすることをしなければ今を変えることはできません。他人と比較・競争することや他人と同じスタイルで生きる必要はありません。無理に合わせることも、無理に笑う必要もありません。ありのままの自分を知ること、受け入れること。そこから自然に笑顔は生まれます。皆、ここに存在するために必要なものは、もうすでに持っています。存在するための理由を探す必要はありません。自分の言葉や行動が目の前の人の存在を証明する手段になります。

 私たちは、それぞれが今できること・今選択できることを一緒に考えます。あなたの力を引き出しながら失敗や成功を共有し、学びを得られるようフォローします。それぞれが今を生き、自分らしく生きる生活に向けて支援します。

​代表 作業療法士 荒井 留美子

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