Yeretteの基本理念
ノーマライゼーションの精神及びリハビリテーションその他各職能団体の理念に基づき、あらゆる人がその人らしく生活できる世の中の構築に向けて、利用者の人権を最大限尊重し、利用者の意向や希望を踏まえた多様なニーズに適切に対応する福祉サービスを提供することを旨とし、本事業所の基本理念を以下のとおり定めています。
(1) 今できること・今選択することに限界があるのは、利用者も支援者も同じです。しかし全ての人に、今できること・今選択できることはあります。私達は、それぞれが今できること、今選択できることを共に考えます。
(2) ノーマライゼーションは一部事業所のみの実施では意味を成しません。地域住民への関わり、地域からの支援も頂戴しながら地域包括的なノーマライゼーションを目指します。
(3) どんな小さなことでも、これからやろうという意思は目標・目的になり得ます。それは、前を向いているということだからです。私たちはそれらを引き出し繋げていきます。
(4) 失敗をすることは前提です。失敗無くして成功はあり得ません。失敗を恐れてチャレンジしなければ、今を変えることはできません。私達は、今できるチャレンジを支援し、失敗や成功を共有し、そこから学びを得られるようフォローし、納得できる結果が得られるまで共に歩みます。
(5) 他人と比較・競争することや他人と同じスタイルで生きる必要はありません。私たちは個性を重んじ、「自分らしい生活」に向けて支援していきます。
(6) あくまでも支援させていただく方は利用者・地域住民やその生活であるため、最終的に目的・目標・行動の決定をするのは当事者・家族です。私達は、それが円滑に実施できるよう支援します。
(7) 皆、ここに存在するために必要なものは全て持っています。存在するための理由を探す必要はありません。私達は、それぞれが今を生き、自分らしく生きている実感を得られるよう共に考え支援します。
(8) 自分の言葉や行動が目の前の人の存在を証明する手段になります。誰かのために生きるのではなく、誰かのために発した言葉や行動から得られたものが自分のために生きる糧になるということです。私達はこれを実践し、利用者や地域住民と共有すべく取り組み、利用者や地域住民における自死の予防や健康維持に努めます。
*ノーマライゼーション:だれもが、上下なく平等に、できる限り自分らしい生活が送れることを保証する社会の価値・精神、物理的構造、サービスなどを整備していく理念。自己のライフスタイルが主体的に選択でき、能力や経済効率主義に影響されない共生社会を模索するもの。